(株)小山畜産青梅工場はこう考えています。7
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青 梅 工 場 の スーパーグッズ (回剣猫油断を支えるスグレモノ) |
弊社工場の過酷な²使用環境にもかかわらず、毎日活躍している優れた道具をご紹介します。同じ様な仕事をされている方へ、こんな道具を探していらしたら、一度直接お問い合わせしてみてはイカガですか?
注:メーカーから宣伝のお願いされてる訳ではないですョ、本当に品質の良い加工調理の道具なのです。念のため。 もちろん真ん中入ってチョウアイになろうなんて考えていませんから、ご心配なく。
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やっぱり たいへんです。 yahooオークション |
5月中は、多忙の為出品を一時ストップ停止していました。ご利用予定のお客様、ご迷惑お掛けしてすみませんでした。
ヤフーオークションは、やはり大変デス。出品/メール連絡/梱包・発送と単純な様で結構時間が掛かります。段取りが悪いので工夫しながらやってはみるのですが進歩しません。ダメ²です~。
低価格落札の商品が当たり前のオークションですが、予想を上回る入札/競合いの商品は、とても申し訳ない気分になってしまいます。(いつもスタート価格+数百円だから)
そんな時は、妙に気を使いサービス/おまけをしちゃいます。(ナイショで) もちろん希望落札価格は設定しています。(モノには限度がありますから)確かに希望落札価格以上で当社製品が業務用で流通販売していることは事実ですが、オークションですからオークション価格の範疇という事で上限は抑えておりますウ~。 先日、ネットショッピングモール出店のコンサルタント/サポート会社から電話が来ました。
どこかのサイトで当社商品が評判/話題になっているとかナントカデ「出店ドウデスカ?」と言われましたが、丁重に遠慮させて頂きました。エッ! 実は、業務用取引先の兼ね合いもございますので、弊社商品が直(低価格)で末端の消費者様にオオッピラに流通してしまうと、業務用ユーザー様/中間取引業者様からクレームが来てしまうのです。 「俺らの立場を考えろ~。どっちを取るんだア~?。」 ミタイナ。トホホ・・・。 取引き数量制限(規制)をしながらチョコチョコ出品しています。 「末端ユーザー様に対して、当社と当社商品の宣伝 / サービスという意味で、オークションでお取引をさせて頂いてマス。」 事有る毎に、当工場大蔵省に言われます。(怒られマス)
「実際自分の時間/人件費を考慮すると利益は無いんでしょ。」 ガーーーン・・・! 大蔵省はキツイ事を平気で言います。 しばらく固まってしまいます。 普段は出来るだけ考えない様にしている事なので、ズバリ言われるとツライヨ~。 当方、からだは一つしか持ち合わせがありませんので、多忙の時は出品が滞りご迷惑お掛けしますが、何卒ご査収よろしくお願い致します。
2006/6/15 |
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美味しいもの をつくる為の 鍛の名刀 (きたえのわざもの) 剣の一 (業物と書いて、わざものと読むのではなく、名刀と書いてわざものと読むのだそうです。江戸時代の話) |
また新しい能書(タイトル)のシリーズをつくりました。時間があったらお読みください。 食品工場で美味しいものをつくるには、どうすれば良いか?。
「調理の勉強をする。」とか何とか言うのとは別のお話です。 食品工場と一般調理(ご家庭/厨房等)との違いとは、一回の調理製造量、規模の違い、環境の違いなどなど。そういう面、そういう環境で、当社が気を付けて、意識して行っている、より美味しいものをつくる為の調理方法の考え/業を少し書かせて頂まスゥ~。
★作業場の乾!★
乾き/湿度の事です。
いかに工場の中を乾燥させてやるかという事。乾燥した室内環境で調理/加工/製造をする。 一般的に衛生面、品質管理等の考えから、工場内に外の外気を入れない様にする。密閉した環境下で仕事をする様に言われます。 だから、加熱処理や煮込み調理をしている工場の作業場内は、常に湿気でムッとしています。サウナ程とは言いませんがケッコウ湿っぽいです。 その為、湿気や熱が室内にこもるのを避ける為に、換気扇/有圧扇/シロッコファン等で換気をします。 Q.さてココで問題です。 密閉された室内の一部から、換気扇で外部へ空気を出すと室内環境はどうなるか?・・・・・ @室内のヘクトパスカル/気圧が下がります。 当たり前の事ですが室内が真空にはなりません。では、その先の事を考えた事はありますか?。 その先の現象に関しては、見た目の事ばかりうんちく語る衛生管理/品質管理者は、普通考えてません。言いません。 @工場の作業場へ通じる空気の通り道から外気がドンドン入って来ては、換気扇から外に出されます。その通り道とは? グレージング(下水口/グリストラップ)、 サッシの隙間、 天井の隙間、 ドア(入室口)の開閉時や隙間などなど。 よく天気の悪い日に、家の室内が少し下水臭い事ってありますよね、それって天気の悪い時の低気圧によって、配管を通じて下水の臭いが室内に出てくるからなんですよね。 実際問題、下水や天井裏のバイキンが室内に漂っているかは、観測しないと分りませんが、匂いで感じるのだから良いとは言えません。 ダッタラ開口部(窓)から空気を取り入れてやれば良いじゃないか! 右から吸って左から出せば良いのです。 でも、さらにクドイ品管(衛生管理/品質管理者)は、室内中央に外気を取り込むフィルター付きダクトを作って、強制的に室内を有圧にしてやればウンヌンと言うかもしれません。 新築する工場はそう設計すれば良いでしょうし、お金があればやれるだろうし。 しかし、換気扇の室内空気の吐出し量と、取り込む空気量をどうやって調整して合わせるのかな? 工場は建物/箱だから、風船の様に膨らましたり、凹ましたりし続けて、建物の構造的な面から考えて良い事なのかな? 手や指で点を押すのではなくて、全体の面を圧で押すんだよ? 想像以上の力が加わるんだよ? 中で働く人の健康にはドウなの? 血液中の窒素濃度が微量でも上がるんだよ? 室外に出るとそれが一気に下がるんだよ。若くて健康な人はいいけど、デリケートな体質の人には、ある意味危険じゃないのかな? 室内の温度はドウなの? 冬はいいかもしれないけども、夏の暑い時、30度位の空気がドーンと工場の中央のダクトから入ってくるんだよ。 冷房つけて間に合うの? 電気代どん位かかるの?結露に関してドウヤッテ対処するの大変だョ? 疑問です。 換気扇の数に合わせて出来るの? スイッチ切ったらどうなるのバランス取れるの? 本当に疑問です。 という事を考えて、開口部(窓)から空気を取り入れて、右から吸って左から出す方法で当社は仕事をしています。 窓には虫が入らない特別な網戸を取り付けてます。 外気の汚れに関しては、二段、三段構えで工夫してます。 その日の仕事内容によって、開口部を使い分け、有圧扇を点けたり消したり、そうやって室内の湿気を飛ばしております。 前置きが長くてすみません。ここからが乾きと美味しいものづくりの本題/訳です! 人は、美味しさを判断する為には舌以外に鼻を使います。嗅覚です。匂いを嗅ぎ分けて、美味しいか否かを判断手段に使います。 ワインのソムリエや,コーヒー豆をブレンドする時なんかが良く知られるところです。 また、鼻を摘んでしまうと人は、コーヒーと紅茶の区別も付かないとか良く言いますよね。 (もうお分かりの方は、しばらく休憩してください。) 匂いについてその性質とかをご存じなければ少しコウシャク。
20代の頃、調理には香りが大切と思いイロイロ勉強しました。
香りは、梅雨時よりも冬に感じやすい。要は、同じ強さの香りならば、湿気の多い風呂場よりも、乾燥した部屋の方が良く香りが香る(香りが拡散する。)のです。 嗅いだ時に鼻が香りを感じやすいのです。 こういう事は、料理本にはありません。パフィューマー(香水の調合師/調律師)の分野です。 いろいろな香水を嗅いで勉強しました。 (修練すると、人間の嗅覚はかなりのレベルまで鋭くなります。ナリマシタ。) この考えを元に、食品工場の調理加工環境を乾燥させる様に勤めています。
その為、加熱時間、焦げ付き臭、微妙な調味料の塩梅、調理品の包装前の状態(臭気)などを、間違えのない一定の品質レベルに向上させることが出来ました。 要は、オイシイモノをツクリヤスクナリマシタという事です。 おまけで、防災(火災に繋がる、物が燃える臭い/異臭)対策や、機械の異常(モーターの焼ける臭いなど)まで臭いで分る様になりました。
こんな事(やり方/理屈)を考えて食品づくりをしているのは、世界でも当社の工場だけかもしれません。(自慢か~!)ぃぇぃぇ、 「美味しいものを、よりつくり易いものにする為にはコウシテイルという事なのです。」 いわゆる品質管理の方達は、作業環境は密閉しないと汚染された外気が工場内に入ってくる。飛翔昆虫が侵入してくるから良くない。
室内の湿気は良くない、湿気はカビが生える、モノが錆びる、衛生的に良くない。 だったら防カビ材、対菌/抗菌素材の使用、鉄⇒ステンレスに変更せよ! などなど言いますが、美味しいものをつくる面からは、な~んにも発想された意見は言いません。イヤ、品管の教本ソノモノには書いていないのでしょう。と思います。 普通一般の食品メーカーや工場は、品質管理者が工場の製造全般の、製品品質に関る事項についての管理/権限を持っていますので(過去の食品問題の二の足を踏まない様にする為。)、品管のつくったルールに従って製造/加工/生産をしています。 (それ以外の事をやると品管が黙っていないし、工場の製品をつくるマニュアル自体が、法規の如くガチガチに決められているのです。クレーム/イレギュラー品を出さない為にという理由で。) ある意味ツライデス。 でも勘違いをしないでください。 小山畜産青梅工場がこういう風に工場を運営しているからと言っても、他の工場で同じ事を行ったらとんでもない事になります。 事故や問題(クレーム)の連発です。 何故なら、基本的な管理部分の下積みや土台があった上で、こうして仕事が出来るのです。 安直な素人考えで、自分の工場にこういうヤリカタを導入したら事故の元ですよ。、私は責任もてませんし、私は推奨致しません。 まず計画してから、問題部分を一つ一つ潰して、クリアできてから導入するんですよ。と言っても分んないだろうな~。 追伸、上記理由もあり、当社では調理加工中においては、マスクを積極的に使いません。
ルールをつくって本当に必要な時(衛生的に問題な時)以外は、マスクをしないで調理しています。 (マスクをしない理由は、もう一つありますが、それに付いてはまた次回という事で。) 以上 剣の一でした。 2006/6/24
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